接遇で重要なポイントとは
看護師が行う接遇には、身だしなみや言葉遣い、マナーなどがあります。派手な髪型やメイクなどは避けて、できるだけ清潔感を感じられるような身だしなみを心掛けるようにしましょう。香水だけでなく、整髪料などの匂いも患者さんによっては不快に感じることもあるため、気を付けることが大切です。
また、患者さんと会話をする場合には、あまり砕けた話し方をしないようにしましょう。親しみやすい印象は与えますが、馴れ馴れしいと感じられてしまう場合もあるからです。敬語を使い、丁寧な話し方をするようにしましょう。
ただし、冷たい印象にならないよう、あまり堅苦しくなりすぎないことも大切です。そして、マナーも重要なポイントです。目を見て挨拶や話をする、私語をしないことなどが挙げられます。
また、接遇には看護師として行う配慮も含まれます。病院では専門用語を使うことが多く、看護師は耳慣れている言葉でも、患者さんには伝わりにくい言葉がたくさんあります。
そんな中、専門用語を多用して説明をしても、患者さんは不安になってしまう一方です。分かりやすく噛み砕いて説明することを心掛けるようにしましょう。また、患者さんが高齢の場合などは、声の大きさやスピードに気を付けることも大切です。
その方が、後から「聞いてなかった」「説明されていない」などとなりにくく、トラブルを避けることができます。そして、検査や治療を行う際には、患者さんが不安を感じないよう声掛けなどを行っていくことも大切です。